僕は電話で受診についての相談を事前に行い、消化器内科外来の初診受付を2018年8月6日(月)に決めて新幹線で上京しました。事前に分かっていたこととしては膵臓に石が写っているので診察するまでもなく「慢性膵炎」は確定。つまり初診は紹介状(レントゲン写真)などを提出するだけで診察は終わり…消化器内科の再診の時に治療や今後についての病院からの説明が行われるので腎臓に写っている血腫については、消化器内科の再診日に合わせて泌尿器科の診察(初診)を受けることに希望しました。
そして身も蓋もない話ですが、血管奇形の受診を含めて最初からココに来て全部任せてしまえば良かったのかも知れない…と考えて始めていました。
8月13日(月)の再診日、順天堂医院(消化器内科)で慢性膵炎の治療を対応することが決まりました。慢性膵炎は腹や背中の痛みを繰り返し、膵臓の機能がゆっくりと落ちていく慢性膵炎は完治が難しい病気だそうです。患者の半分以上は膵臓内に石(膵石)ができており、僕のレントゲン検査で確認されたのは「膵石」と言うのだそうです。同じ時期に尿管結石を患っていたので、どちらが尿管結石でどちらが膵石の痛みだったのか分かりません。
飲酒が原因の一つとされています。僕の場合は飲酒の習慣はないので先天性の原因が疑われるんですが、はっきりとした原因についての検査にはかなり時間が掛かるようで、まずは治療を優先することに同意しました。
説明された治療は、痛みの原因となる膵臓内の石(膵石)を取り除きつつ、ある程度取り除けた段階でステントを留置して狭窄している箇所を広げ、最終的に流れを良くすることを目標にするという治療でした。いずれにして膵癌の早期発見・診断に取り組んでいる病院での治療を受けられるところまで辿り着けたのは幸運だったと考えたほうが良さそうだと思い直して治療についての説明を聞いていました。
膵臓内の石(膵石)を取り除く方法『体外衝撃波結石破砕術(ESWL)』は尿管結石で受けた治療と同じです。膵石を小さくして内視鏡治療で取り除いていき、ある程度、取り除けたところで膵管ステント留置術,バルーンによる狭窄膵管の拡張術などの内視鏡治療を行うと言った治療を勧められました。偶発症として破砕片の嵌頓による急性膵炎などがあり速やかな対応が必要であることも説明され、もし近くで治療が出来れば一番安全なのだけれど残念ながら東北地方で紹介できる病院がないことを告げられました。
また、8月14日(火)泌尿器科の初診では写真などデータを見る限り、すぐに悪影響が出てくるような心配が無さそうだと言うこと、消化器内科での治療の予定があればそちらを優先して、泌尿器科としては経過観察を続けていくことを勧められました。大和病院の対応については「血腫があるから覚えておいて下さい」と言うのは意味が分からないですね(苦笑)…と言うことをコメントされていました。僕としてはサポートしてもらえている感じが伝わってくるだけで安心出来たりするわけですが、そういったことを望まれても医師の仕事の範疇ではないし望むのは贅沢だと思われているのかも知れないと思いました。
慢性膵炎は慢性的に膵臓に炎症をきたすことで生じる膵炎のこと。膵線維化と膵管狭窄を伴う永続的な形質的障害を引き起こし、ホルモン分泌機能の減退が生じる。初期症状は繰り返す上腹部痛発作。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%A2%E6%80%A7%E8%86%B5%E7%82%8E
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