熱を出してしまい予約のキャンセルとなってしまったのは申し訳なく思いましたが、いくら何でも尿管結石で外科的治療をすることになっていた患者に「今日はどうなさいました?」…って対応することもどうかと思いました。すごろくの「振り出しに戻る」というやり方にも抗議しましたが、早めの治療も期待出来ないのであれば膵臓のことも気になるので相談の出来る他の病院を探した方が良いと考えて、市民病院で紹介状を書いてもらって県立病院へカルテを持ち込み相談することにしました。そして受診する前に、電話相談を行い、市民病院のレントゲン技師のコメントに書かれているという「膵臓の画像に写っている石が気になる」いうところも伝えて病名など治療の優先順位など総合的に相談したい旨を伝えました。
予め受診の相談をしていましたが、消化器内科ではなく泌尿器科から受診するように案内されました。少し不安な気持ちもありましたが言われたとおりに診察を受けたところ「薬を出すので1ヶ月は様子を診させて欲しい」ということになり、痛み止めの座薬を頼りにひたすら時間が過ぎるのを待ちました。
再び痛み止めと座薬で痛みを堪える日々が続いて、3週間が過ぎようとした頃、やはり「結石が自然に排出される見込みが薄い」と判断されて外科的治療『体外衝撃波結石破砕術 (ESWL)』の予約と入院手続きに対する説明が行われ、同意書、入院申込書など書類一式を提出しました。
着替えなど入院の準備をまとめて準備も済んで週明けには手術となる土曜日の朝…一本の電話が掛かってきました。
この間「手術の同意書」書いてもらったと思うんですけどそちらにありますか?
はい?…仰るとおり僕は書類を書いたわけですから既に提出していますよ。提出済みの書類こちらにはありません。無くしたんですか?
いえ、無くしたわけではなくて、見つからない…。
同じじゃないですか…。念のため書類関係見直してみますけど診察室で手渡しているのは間違いないですよ。
会話を終了させて診察代とか書類関連をまとめたファイルを見直していると「薬の処方箋」が目に入りました。
市民病院/ウロカルン錠225mg(効能・通常、腎結石・尿管結石の排出促進に用いられます。)6錠/コスパノンカプセル40mg(効能・鎮痛効果)3カプセル
県立病院/ウロカルン錠225mg(効能・通常、腎結石・尿管結石の排出促進に用いられます。)3錠/コスパノンカプセル40mg(効能・鎮痛効果)6カプセル
排出促進効果の薬の用量と痛み止めの用量が逆になっていていたことに気づいてしまいました。結石…「これじゃなかなか排出されない」ということになるのでは?…と考えると気持ちの上で穏やかではいられませんでした。
「やはり病院内には同意書ないんですよ。そちらどうですか?」という電話が掛かってきました。「いや…どうもこうもないないですよ…」と言う言葉を飲み込んで薬の用量が間違って処方されていたことに気づいたことだけを伝えました。
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